Concept

茶室ryokanは、茶の湯の精神と茶室をモチーフとした、唯一無二のホテルです。主人が客人に誠心誠意向き合う“お節介”ともいえる心遣いは、当旅館のサービスの神髄です。露地や待合を通り、にじり口のような小さな扉から客室へと入る空間設計も、茶室のような「日常から非日常」を誘発します。茶室ryokanでの滞在を通して、旅ならではのさまざまな出会いをお楽しみください。

茶室スタイル

日常から非日常へといざなう、エントランス

当館入り口では、まず茶室に付随する露地に見立てた中庭を通ります。引き戸を開けると、コの字型のテーブルが目をひくラウンジで、スタッフがお出迎え。ラウンジの奥にかかったのれんの先にある待合スペースでは、履物を脱いでいただき、温かいお湯で足をほぐしていただきます。館内に入るまでのこの一連の流れが、浅草の街=“外”から、ごゆっくりおくつろぎいただける“内”へと、こころを整え、気持ちよくお入りいただくためのプロローグ的空間となっています。まるで茶室を訪れ茶事にのぞむ客人のように、日常から非日常へといざなうためのエントランスです。

小さな空間には、無限がある

もっともスタンダードな客室は、11㎡ほどの広さ。天井は低く、窓からの光も必要最低限に絞られています。設備やアメニティ等も含め、いっさいの無駄を削ぎ落としたミニマルな空間デザインは、「茶事に集中し、主人と客とが心を通わせる」という茶室でのコミュニケーションをモチーフにしたもの。膝と膝を突き合わせて向かい合ったり、隣に布団を並べたり、畳敷きの床に座ったり寝転んでみたりすることで、宿泊者同士、そして自分自身との、密なコミュニケーションが自然と生まれることでしょう。

日本伝統の居室文化の体験を

小さな空間の中には日本の居室文化のなかで育まれた空間づくりの工夫がぎゅっと詰め込まれています。空間を仕切りながらも光を透過し、奥行きを生む手漉き和紙による障子や、季節を感じさせるかけ花、空間に広がりや内と外をあいまいにする小さな坪庭、風炉先屏風や襖、御簾など日本の間仕切り文化など、細部にもご注目ください。畳敷きの床で布団を上げ下げすることで、一つの部屋が寝室にもリビングにも変貌することも、日本伝統の居室文化の知恵です。

お客様への“お節介”で唯一無二の旅づくりを

当館スタッフは、茶の湯で主人が客人をもてなすことに心を尽くすように、お客様と誠心誠意向き合います。ときには茶室文化・日本文化の案内人として、またときにはローカルガイドとして、そしてときには古くからの友人のように……。スタッフは近隣に居住し、地元ならではの情報を知り尽くしています。街を楽しみ、あなたの旅が唯一無二の、思い出深いものとなるようお手伝いいたします。

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