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茶室ryokanをたのしむ

露地をたのしむ

入り口には茶室へといたる”露地”に見立てた庭園。
かつての茶会では、非日常へと没入するためのプロローグ的機能を担っていました。
なにかのしるしのように佇むつくばい。打ち水をはなてば薫る静謐さ。湧きたつ苔の気配。
ついさっきまでいた浅草の喧騒はなんのそや、いつのまにかあなたは違う世界にいることに気づくでしょう。
ようこそ、茶室ryokanへ。

待合をたのしむ

茶室ryokanではお部屋にはいる前、足湯にはいります。
それは茶会前に”待合”で主人の呼びだしを待つようであり、旅人たちが足を清めてから旅籠へはいるようでもあります。
まるでなにかの通過儀礼のように足をふきあげれば、
間接照明がゆらめく茶室的異世界へとむかう準備がととのうのです。

小ささをたのしむ

茶室へと入る”にじり口”をくぐり、茶室的狭小空間に身をおけば、まるで母体回帰のようなふしぎな落ち着きにつつまれます。
もっともちいさな客室は、畳にして5畳。天井は低く、照明は必要最低限。いっさいの無駄を削ぎおとしたミニマルな空間デザインは、”無”の空間を芸術へとひきあげた禅の精神をうつしだしています。
そう。このちいさな空間には、無限があるのです。

くふうをたのしむ

このちいさな空間には、日本が培ってきた空間づくりのくふうがぎゅっと詰めこまれています。
室内にいながら季節を感じさせるかけ花。内と外をあいまいにする坪庭。奥ゆきを生むやわらかな光を通す障子。間仕切ることで空間を効果的につかう屏風や襖。
これらはけして華美ではありません。
しかし、どこか奥ゆかしい日本的なゆたかさなのです。

“おせっかい”をたのしむ

ここでお会いできたのもなにかのご縁。“おもてなし”なんていうと、なんだか堅苦しい。
茶室ryokanのスタッフは、誠心誠意の”おせっかい”でお客様のご滞在をステキなものにいたします。ときには茶室への案内人として、またときにはローカルガイドとして、そしてときには古くからの友人のように…。
下町に根ざした人間味あるコミュニケーションで、かけがえのない時間をお客さまとつくりあげていきます。

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